ながれほしの路

高円寺・ながれほしの路のおしらせブログです。

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「ながれほしの路とオテガミ展、オクリモノ展」 スペシャルインタビュウ vol.03  

vol.01vol.02にひき続き、ALL RIGHT GRAPHICS・高田舞さんへのインタビューです。
活版印刷についてお聞きしました。




な: 活字って、どれくらいの耐久性がありますか?

オ: 結構通せますけど、圧をかけちゃうとどんどん摩耗するので
   圧を上げちゃうとあんまり刷れないですね。
   活字が太くなっていっちゃうんですよ、削れていって。
   紙に直接 版が当たるので、つぶれていっちゃうというか。

   でも、何千枚かは通ると思いますよ。うまく刷れば、20,000枚は通るかなと。
   でも、それは圧によって全然違うので。

な: 20,000ですかぁ、すごいですね。

な: 紙の種類が昔より増えてきている中、活版にとって相性の良い紙は?

オ: トレーシーングペーパーはインクがのらないので、活版に向かないですね。
   インクを吸う紙じゃないと、乾きにくいのでだめですね。
   でも、紙であれば基本的に刷れますね。

オ: いろいろやりましたよ、コートしてある紙だと、乾きは悪いんですけど
   上がコーティングしてあるので かたい分、凹んだところがパキッとして綺麗になるんです。
   凹みが角度で分かりやすかったり、いろいろ実験してみて分かったことです。
   意外と思ってもみなかった効果があったりとか。

な: たしかに、活版印刷ってコート紙の印象はないですね。

オ: あとは、紙の色とインクの色で随分印象も違うし。
   毎回毎回発見がありますね。

image.jpeg


な: じゃあ、やっぱりいろいろ試してみるってことですね?

オ: そうですね、間違ったり失敗したところに発見があったりして。
   以前、黒に黒を刷ったら成り立たなかったんですけど、
   角度によっては見えたりして面白かったですよ。


な: そもそも活版印刷という技術自体が、印刷技術の中でも古い技術なのに
   それを、あえて使っている理由は何なのでしょうか?

オ: オフセット印刷はだいたい予測できるけど、活版印刷は予測できないところが、面白いというか。
   ものを作る立場(デザイナー)としては、調整が利くというのがいいですね。
   圧力でも違うし、インクの盛り方でも違うし、紙を変えればまた違うし、、。

   そういう ちょっとした実験がすごくしやすいのというのと、わかりやすい。
   オフセットは機械が大掛かりなので、「ちょっと一枚通して」っていうのはできないから
   そういう意味では(活版印刷は)すごく版画に近いというか、ちょっと実験したりとか
   すごく魅力的かなぁ。敢えてかすれさせるというのもできるし。
   活版でそういうのをやると、「たぶん、こう!」っていうのとちょっとズレて出てきたりして
   それが、おもしろいですね。

   あと、人の反応もやっぱり違うし、手間がかかるので、
   持っている間と空気が違うというか、愛おしいですよね。

image (1)


な: ちょっと気になったのですが、活版印刷の機械自体の進化はしているのですか?

オ: してないですね。

な: してないんですか。そこがおもしろいかもしれないですね。

オ: 機械はもうここでおしまいなんです。
   あとは職人さんが、より綺麗に刷るための工夫をするしかないので
   持ってるものは基本的に一緒ですね。

な: 一番面白い点は何ですか?

オ: とにかく精巧に再現してくださいっていう人もいますし、
   逆に、ズレてても全然いいんです、っていう人もいて、
   いろんな反応を見せてもらえるのが面白いです。

   もちろん、自分たちがやろうと思ってるものも刷れるし
   人がやろうと思ってるものも見せてもらえるし、
   両方見れるすごくラッキーな立ち場かなあ、と思います。
   ただ、刷るだけじゃないので、そこが面白いですね。

な: 一般的なデザイン事務所と違って、デザインと印刷を兼ね備えてるってところが
    特徴的ですよね?

オ: そうですね、活版印刷をやってるっていうのは大きく違うかな、と思いますね。

   自分たちの作品を作るものじゃなくって、仕事として他にも仕事を受ける
   印刷所として受けるっていうのが たぶんデザインにも大きく影響してて
   こういう風に刷りたいんですっていうのを一生懸命、聞くことで、
   勉強させてもらってるとこもあるんですよね。
   わりと垣根なく考えられるようになったのは活版のおかげかなぁ、と思います。

な: 良い循環ですよね。

オ: そうかもしれないですね。






次は、オールライトさんのこれからについて聞いてみました!

(最後に続く)


えほんやるすばんばんするかいしゃ 荒木 健太
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category: インタビュー

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